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専門診療(CT・眼科・画像診断)

専門診療

当院では総合内科はもちろん、他院様では診断や治療が難しいペットに対しても、できる限りの診察を行っていきたいと考えています。
そこで、津市で唯一のCT検査機器の導入し、また専門医による眼科専門外来や画像診断専門外来を行っています。

中・小型動物用3DマイクロCT

CTとは?

CTとはコンピューター断層撮影(Computed Tomography)の略で、X線を用いて身体の横断像(輪切り)を撮影することが出来ます。立体3D画像が得られるのも特徴で、主に骨格の異常や臓器系の異常部位、腫瘍性病変の把握に利用されます。
当院では「中・小型動物用3DマイクロCT」を導入しています。エキゾチックペットから猫・小型犬まで撮影可能です。

<CT検査のメリット>

小さな病変の見逃しが少ない

高画質で立体的に見ることで、レントゲンや超音波検査では分からない病態の診断や、構造が複雑な部位の細かい評価が可能です。

体の断層像に加え立体3D画像の作成が可能

事前に病変部位やその周囲の臓器との関係性を把握することで、より正確で安全な外科手術につながります。
また、飼い主様へお話しする際に、立体の3D画像のため病変のイメージがしやすくなります。

<CT検査の注意点>

基本的に全身麻酔が必要

人の場合じっとして息を止めておくことができますが、動物は動いてしまいます。正確な診断をするため、画像がぶれてしまわないように全身麻酔をかけて検査を行います。

CT検査でわかる病気

頭部

  • 耳道疾患
  • 歯科疾患
  • 鼻腔内疾患
  • 意識障害

胸部

  • 腫瘍(肺・腫瘍の肺転移)
  • 肺葉捻転
  • 気管虚脱骨折

腹部

  • 腫瘍(肝臓・腎臓・脾臓・膵臓・副腎・膀胱・腸・リンパ節)
  • 門脈シャント
  • 結石(腎臓・膀胱・尿管)
  • 腸閉塞
  • 重積捻転(胃・腸・脾臓)
  • 異物誤飲

脊椎・脊髄・筋骨格

  • 椎間板ヘルニア
  • 骨折
  • 脱臼

下顎骨 骨折

猫 頭部CT

犬 椎間板ヘルニア

フェレット 血管造影

アジア獣医眼科設立専門医による眼科専門外来

数カ月に1回、眼科専門外来を実施しています

担当獣医師

伊藤 良樹 先生(岡山理科大学准教授)

学位・資格

医学博士、アジア獣医眼科設立専門医

専門分野

獣医眼科学、視覚電気生理学

眼科専門外来の内容

アジア獣医眼科設立専門医の伊藤先生による眼科検査と診断を行います。
必要な検査を飼い主様と相談の上で実施いたします。

眼科検査例
  • スリット検査
  • 眼圧検査
  • 眼底検査
  • 眼科超音波検査 
  • 染色検査
  • 散瞳検査
  • 涙液量検査
  • 隅角鏡検査 

眼科専門外来の注意事項

  • 1枠40分 6枠限定
  • 完全予約制です。事前にご予約をお願い致します。

米国獣医画像診断専門医による画像診断専門外来

数カ月に1回、画像診断専門外来を実施しています

担当獣医師

福田 祥子 先生

経歴

麻布大学獣医獣医放射線学研究室専科研修医
日本小動物医療センター 画像診断科 科長
        同上        総合診療科 科長代理
ペンシルバニア大学 放射線科レジデント終了
米国獣医画像診断専門医取得
どうぶつの総合病院 画像診断科 主任
自治医科大学付属さいたま医療センター 放射線科 研修生

画像診断専門外来の内容

米国獣医画像診断専門医の福田先生による超音波検査と診断を行います。
超音波検査は技術者の手技や知識によって診断能力が大きく左右されます。
福田先生は画像診断のエキスパートで、見つけづらい初期病変の発見や、より正確な診断が可能となります。

画像診断専門外来の注意事項

  • 1日4枠限定
  • 午前中に動物をお預かり ► 昼に検査 ► 午後に説明&お返し
  • 完全予約制です。事前にご予約をお願い致します。