ご来院時のお願い
すべての飼い主様へのお願いに加えて、動物の種類ごとのお願いがございます。
ご来院前に、必ずご一読くださいますようお願いいたします。
すべての飼い主様へのお願い
患者様のことを一番理解していらっしゃる方がお連れください。
自分のことを自分では話せない動物さん達のことを、飼い主様にお聞きします。
- 生年月日
- いままでかかった病気などについて
- いつ頃変化に気づいたのか?
- 気づいた時に比べて、今の状態はどうなのか?どこがどのようにおかしいのか?
- 食欲や元気はいつもと比べてどうか?
- 便や尿の様子に違いはないか?
- いつも食べているお食事について
- お薬や注射のアレルギーの有無について
- 避妊・去勢手術はお済みかどうか
上記以外にも、病気や怪我などでご来院いただいた際には、飼い主様にご質問させていただきますので、できるだけ質問に答えられる方がお連れください。
状態の悪い場合はすぐにスタッフにおっしゃってください。
緊急に処置が必要な場合は、診察中であっても急患を優先させていただきます。
一刻を争う状態で、緊急処置を行わず順番をお待ちいただくことで、命に関わる場合もあります。お待ちいただいている間に状態が変化した場合は、すぐにお近くのスタッフにお申し出ください。
おうちでの状況をお聞かせください。
おうちでは片足を上げていたのに、病院ではスタスタ歩いている…なんてこともよくあります。弱いところを見せないように、いつもと違う場所で緊張して、など理由は様々ですが、リラックスできるおうちでの姿が本来の姿です。できれば、携帯電話のムービー機能などを利用していただいて、おうちでの様子を教えてください。
他の動物さん達に触れる時は、飼い主様の了承を得てください。
お連れいただく動物さん達の中には、噛み癖のある子、野生に近い動物さん、人には全く慣れない種類の動物さんもいます。
驚かせて逃がしてしまうなど、取り返しのつかない事故が起こる可能性もあります。他の動物さん達に触れる場合は、必ず飼い主様に、“触っても大丈夫ですか?”など確認してから触れるようにしてください。
小さなお子様をお連れの飼い主様は、特にお子様が事故に遭わないよう、他の動物さん達に突然触れてしまうことがないようにご注意ください。
中には具合が悪く、触れてしまうだけで亡くなってしまう動物さんもいることをご理解ください。
便や尿に異常のある場合はお持ちください。
- 下痢をしている
- 便に血が混じる
- トイレに何度も入るのに少量しか出ない。
- おしっこがべたつく。
- 匂いがいつもと違う。
- 血尿が出る。
便や尿に異常がある場合は、少量でも構いませんのでお持ちください。
便であればラップに包むか袋に入れ、尿であればきれいに洗った瓶や醤油さしのようなものに採ってください。食品や薬品の入っていた容器に入れてお持ちいただく際はきれいに洗ったものをお使いください。十分に洗えてなかったジャムの瓶に入れてきていただいたために、糖尿?!なんてこともありますのでご注意ください。
受付カウンターの上に動物さん達を乗せないでください。
まれに、受付のカウンターに動物さん達を乗せる飼い主様がいらっしゃいます。高さがある上、不安定で思わぬ事故を招いてしまう可能性がありますので、絶対におやめください。
ワクチン接種の際は、できれば午前中にお連れください。
ワクチンを接種することで、1万頭に1頭くらいの割合でアナフィラキシーショックという激しいアレルギー症状が現れることがあります。激しいアレルギー症状は15分以内に出ることが多いため、ワクチン接種後は15分ほど院内でお待ちいただきます。
ワクチン接種後、24時間以内にあらわれることがあるアレルギー症状には「お顔が腫れる(ムーンフェイス)」「元気や食欲がなくなる」「便が柔らかくなる」などがあります。
このような様子を見ていただくためにも、ワクチン接種はできれば一日一緒にいていただける日の午前中にお連れいただくことをおすすめします。
万が一このような症状が現れたら、アレルギーを抑える処置が必要です。時間外でも対応させていただきますので、気づいたら必ずご連絡ください。
動物の種類ごとのお願い
犬の場合
しっかりリードをつけてご来院ください。
首輪がゆるんでいないか確認した上で、リードをつけてご来院ください。首輪のゆるみの確認は、首輪と体の間に指が1~2本入る位が目安です。
普段はノーリードで大丈夫でも、車の音や他の動物さん達の鳴き声に驚いてパニックになり逃げてしまうなど、思わぬ事故が起こる可能性もあります。他の動物さん達と接触して喧嘩になることもあります。
予期せぬ事故にも対応できるようリードは短く、しっかりお持ちください。また、子犬さんはリードよりもキャリーなどでの移動をおすすめします。
事故を未然に防ぐためにも、ご協力をお願いいたします。
攻撃性のある子はスタッフに教えてください。
基本的に診察時口輪などを使用することはありませんが、噛み癖のある子、家族以外には慣れていない子、臆病な子などは、場合によっては、口輪をつけさせていただいたり、皮手袋を着用したりして診察をさせていただくことがあります。
他の飼い主様が知らずに手を出して事故が起こる可能性もありますので、事故を未然に防ぐためにも、診察前に受付にてご申告いただくよう、お願いいたします。
予防履歴などをお持ちください。
混合ワクチンの接種証明書があればお持ちください。
フィラリア予防、ノミ・ダニ予防のお薬をいつごろ投与したのかなどの予防履歴についてご質問いたします。
猫の場合
キャリー等でお連れください。
猫ちゃんは、ワンちゃんよりもお外に出る機会が少ない分、非常に臆病な一面があります。
ハーネスに慣れている場合はハーネスを着用してご来院いただくことも可能ですが、お出かけ前にハーネスが外れないか十分にご確認ください。
車の音や、他の動物さん達の鳴き声に驚き、パニックになり逃げてしまうなど、思わぬ事故が起こる可能性もあります。怖がりの猫ちゃんは、キャットバッグと呼ばれる猫ちゃん用の保定袋や洗濯ネット等を活用していただき、事故が起こらないようご注意ください。
お手製の段ボールキャリーでご来院いただくことがありますが、破いて脱走してしまう可能性があります。ご来院前に安全性を十分ご確認ください。
予防履歴などをお持ちください。
混合ワクチンの接種証明書があればお持ちください。
フィラリア予防・ノミ予防等の予防履歴についてご質問いたします。
フェレットの場合
専用ケージでご来院ください。
フェレットさんはとっても器用で脱走の名人です!
お口もとっても器用で、他の動物用のケージでは容易に脱走できてしまう場合があります。車の中で逃げてしまうと、車の中は隠れられる場所がいっぱいです。危険な場所もありますので、来院していただく前に脱走できないかどうかしっかりご確認ください。
攻撃性のある子はスタッフに教えてください。
基本的に皮手袋をして診察することはありません。
首の後ろを素手で持ち保定をして、診察や処置をさせていただきます。初めてご覧になると“可哀想…”と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの保定方法がフェレットさんの一般的な保定方法です。ご自宅での爪切りの際もこの保定をしていただくと、暴れてけがをさせてしまうことも無く、ケアをしていただきやすいので一度お試しください。
元々、肉食動物のフェレットさんには、鋭い牙があります。そのため、怖がりや噛みグセのあるフェレットさんの保定・診察時は皮手袋を着用させていただきますので、診察前に受付にお伝えください。
うさぎの場合
ケージでご来院ください。
うさぎさんはとってもデリケートな動物です。
周りが丸見えになってしまうケージでは不安になってしまううさぎさんも少なくありません。飼育されているうさぎさんのほとんどは、穴うさぎを改良しているため、丸見えのケージの場合は、ケージカバー等で目隠しをしていただいた方が落ち着いてくれるようです。うさぎさんの習性に配慮した、丸見えにならない専用ケージも市販されています。
中にはお手製の可愛いケージカバーで覆っていただいて来院される幸せなうさぎさんもいらっしゃいます。なお、布などをかぶせていただく際は、誤って食べてしまわないよう、十分にご配慮ください。
お弁当や給水ボトルも忘れずにご持参ください。
うさぎさんは常にお口を動かしています。
たった1日と思われるかもしれませんが、うさぎさんが1日お食事を口にしないと、取り返しのつかない危険な状態に陥ることもあります。飼い主様用ではなく、うさぎさんのお弁当を忘れずにお持ちください。新鮮なお野菜・ペレットをご用意いただくなどして、移動の間にもお食事が取れる状態でご来院ください。
その他小動物の場合
状態が悪い場合はすぐにおっしゃってください。
状態がかなり悪い場合は、触れてしまうだけで亡くなってしまう可能性があります。どのような状態でご来院いただいたのかを正確にスタッフにお伝えください。
小動物は透明な容器でお連れください。特にシマリスさんなどは動きが速いため、一度ケージの外に出てしまうと、狭い隙間に入り込んだり、捕まえられなくなったり、病院外に逃げてしまう可能性もあります。そのような事故を防ぐためにも、ケースから出ること無くお腹や背中も診察できるような、あまり大きくない透明なケースをご用意ください。ケース越しに診察させていただくことで、ストレスなく診察を受けることができるという利点もあります。
診察可能動物について、事前にお問い合わせください。
当院では、サル類については診察をお断りしております。お電話などで問い合わせをいただくほとんどの飼い主様は、ご自身の予防接種やウイルス検査を受けておられない方が大半です。また、おサルさん達にも、そういった感染症の検査や予防接種などを受けさせたことがある方は少なく、調子が悪くなって初めて動物病院に来院されるという飼い主様も少なくありません。
ヘルペスウイルスの一種であるBウイルス(人が感染すると脳炎などを起こす致死率の高い病気です)や結核、感染すると50~89%が死亡してしまうエボラ出血熱感染症など、感染すると命にかかわる恐ろしい人獣共通感染症があることも診察をお断りしている理由の一つです。病院のスタッフや他の飼い主様まで危険にさらすことはできません。
診察をご希望の方は、ご購入されたペットショップさんなどにご相談いただければ、専門医を紹介していただけると思います。その他にも毒性のある動物等、診察をお断りする場合があるため、必ずご来院前に、診察が可能かどうかお問い合わせください。
野鳥や野生動物を保護しようとするその前に…
治療が必要なほど弱っていますか?野生動物は自然界に力強く生きていける動物です。人間が手を差し伸べるのがよいことかどうか、まず判断してください。また、下手に手を出すと人がケガをするかもしれませんし、野生動物が未知の感染症を持っている可能性もあります。
それでも助けてあげる必要があると判断された場合、まずは行政機関へ連絡をお願いいたします。連絡のないまま野生動物を捕獲、飼育した場合鳥獣法違反になる場合もあります。詳しくは三重県獣医師会ホームページをご覧ください。
診察の流れ
1.受付にお越し下さい
ご予約は不要です。ご来院いただいた順番で診察を行います。
当院では受付での混雑を緩和するため、自動受付システムを導入しています。
来院された全ての患者様は、受付機での受付が必要になります。
※2回目以降のご来院から、WEBでの順番予約が可能です
2.初診の方は問診票をご記入ください
事前に問診票をご記入いただいてご持参いただくと、待ち時間を短縮できます。
問診票のPDFデータを頂けておりません。→黒澤様

3.診察室でお話をお伺いします
診察の順番になりましたら、診察にお呼びします。
「飼い主様の何気ない言葉の中に、動物さんのSOSのサインが隠れているかもしれない…」
「個々の性格を知っていれば、小さな変化にも気づいてあげられるかもしれない…」
そんな思いから、ルナ動物病院では飼い主様との会話を大切にしています。

4.必要に応じて、各種検査を行います

5.病状の説明をして治療の選択肢をお伝えします
飼い主さんと相談の上、治療の道筋を立てます。動物さんの状態と治療方法について詳しくご説明しているため、診察時間が長くなり、お待ちいただくことがあるかもしれません。信頼してご来院いただいているからこそ、分かりやすくご説明し、最善の治療を施したいと考えています。

6.飼い主さん立会いの下、治療を行います
状況に応じて、お預かりをして治療を行う場合もあります。

7.必要に応じて、手術・入院をします

8.受付にて、お会計とお薬を処方します
各種保険に対応しております。アニコム、アイペットに関しては「どうぶつ健康保険証」をご提示くだされば窓口での精算が可能です。必ず「どうぶつ健康保険証」をお持ちください。その他の保険に関しては、必要書類をお持ちください(記入手数料不要)。
各種クレジットカード使用可能です。

